各社の報道で導入を検討しているとされていたauの通話定額プランですが、KDDIが準備を進めていることを正式に認めました。
BUZZAP編集部でKDDI広報部に確認したところ、同社は新プランの導入について「準備中」と回答しており、導入が既定路線となったことを認めています。
以前同社に問い合わせた際に回答していた「検討中」から「準備中」へとステップアップしたことや、ソフトバンクが追従したことを考えると、発表は時間の問題だと思われますが、やはり気になるのはその内容。
おそらく通話定額部分については、かねてからお伝えしている通り、接続料の関係でNTTドコモの「カケホーダイ」よりも低価格にするのは難しく、ソフトバンク同様横並びになるのではないかと考えられます。
しかしドコモと完全に同内容となると、支払額はほぼ変わらないにもかかわらず、音声通話定額が利用できるようになる代わりに、通信できるデータ量が7GBから5GBに減ってしまうなど、特に1人で契約するユーザーにデメリットが発生する場合もあるわけです。
また、NTTドコモはLTE(Xi)ユーザー向けの料金プランを「カケホーダイ&パケあえる」に統一する方針で、既存プランは2014年8月末で新規受付を終了するとしていますが、上記のように1人で契約するユーザーが困りかねないことを考えると、音声定額を必要としないユーザーのために、既存プランを残すなりしたほうが良いのではないか……とも思われます。
田中社長が「みんな、よく安いって書きますよね」と述べ、自ら少しハードルを上げた形に見えなくもないKDDI。大トリを務めることになるだけに注目が集まりますが、単なる追従で終わらせるのか、それとも少し違う色を見せるのかが気になるところです。