本日スマートフォン事業からの撤退を表明したNECと並んで苦境に立たされているパナソニックがスマートフォン開発を中止する可能性を示唆しました。
パナ、ドコモ向けスマホの開発中止も – 47NEWS(よんななニュース)
パナソニック4―6月期営業益は+66.3%、固定費圧縮・円安が寄与 | テクノロジーニュース | Reuters
パナソニック常務、スマホ「大変厳しい」「近々に方向性出す」 :日本経済新聞
報道各社によると、パナソニックの2013年4~6月期決算会見において、河井英明常務がスマートフォン事業について「ツートップ戦略などから見ても大変厳しいのは間違いない」とコメントしたそうです。
そして54億円の営業赤字(前年同期は37億円の赤字)を計上した同事業について、どのように継続するかなど「近々に方向性を出していかなくてはならない」という認識を示し、NTTドコモ向けスマートフォンの開発中止を示唆したとのこと。
なお、パナソニックの携帯電話事業については今年3月にHTCやTSMCなどへの売却を検討していることが報じられたほか、マイクロソフトと提携して法人向けWindows Phoneの展開も検討中。
しかし仮にNTTドコモ向けスマートフォンから撤退したところで、iPhoneを「ワントップ」状態で販売しているKDDIやソフトバンクでは活路を見いだすこともできないのが現状です。
さらにマイクロソフトと携帯会社の条件が折り合わず、国内でのWindows Phone発売は大幅に遅れており、第3のOS「Tizen」スマートフォンが先に発売されかねない状況となっていますが、パナソニックはどのような結論を出すのでしょうか。
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