本日から高速ツアーバスが廃止され、安全基準の厳しい「乗り合いバス」に一本化されたことを受け、7割の事業者が撤退していますが、停留所の設置や運転手増員で増加したコストが運賃にどれだけ反映されたのかをさっそく調べてみました。
BUZZAP編集部で「楽天トラベル」を使って8月7日(水)に運行される東京~大阪間の高速バスを調査してみたところ、8月1日14:30現在、大阪発の便の最安運賃は片道4000円に。これは昨年7月末に行った調査と比較して1000円の値上げで、1600円や1700円のバスが運行されていた2012年4月当時と比較すると2倍以上になっていることが分かります。
東京発の便は最安で片道5500円に。大阪発よりも高いのはおそらく帰省客の需要が大きいことによるもの。なお、グレードの高い3列シート席は7000円以上で販売されています。
繁忙期とみられる8月9日(金)は現時点で大阪発、東京発ともに売り切れ。事業者の7割が撤退したことを考えると、そもそもバスの本数自体が減少しているほか、今までのように増便も図れないと思われます。
なお、大手バス会社のウィラートラベルは東京・新宿と大阪・梅田にパウダールームやインターネットスペース、コンセントコーナーなどを備えたバスターミナルを設置。バス各社は運賃からサービスの質に競争の軸を移しつつあります。
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