かつてNTTドコモやauのフラッグシップモデルを積極的に手がけ、国内スマホ市場の最先端をひた走っていた富士通。しかし相次ぐ不具合の影響で2014年第2四半期(4~6月)の携帯電話シェアは京セラに次ぐ5位、スマホシェアに至っては「その他」に入ってしまうほどの低迷ぶりを見せています。
しかしちょうど1年前に発売された2013年冬モデルから飛躍的に安定性が向上し、ようやく実用に耐えるモデルとなったわけですが、NTTドコモの2014年冬モデル「ARROWS NX F-02G」で失地を挽回できるのでしょうか。
10月下旬発売予定の「ARROWS NX F-02G」本体。約5.2インチワイドQHD(2560×1440)IPS液晶、Snapdragon 801(2.3GHz、クアッドコア)、3GB RAM、32GB ROM、裏面照射型240万画素前面カメラ、ワンセグ・フルセグ、赤外線、おサイフケータイなどを搭載した防水防塵スマホです。
背面には裏面照射型CMOS採用2070万画素カメラ。バッテリー容量は3日間駆動を実現する3500mAhです。
カラーバリエーションは3色
Wi-Fiと3G/LTEを同時に用いることで高速ダウンロードを実現可能。
非適用時はWi-Fiないし3G/LTEしか利用できませんが……
組み合わせればこんなに高速になります。
ARROWS NX F-02Gのマルチコネクションで高速ダウンロード – YouTube
WQHD液晶は従来のフルHDモデルを大きく上回る超高精細さに。
こちらは従来のフルHD液晶を拡大したところ。
ARROWS NX F-02GのWQHD液晶。5.2インチの画面サイズではその精細っぷりを実感するのは若干難しいかもしれません。
また、手袋をしていてもタッチ操作ができるほか、iPhone 6のようにタップすると画面を引き下げる「スライドディスプレイ」機能を搭載。
実際の利用シーンを解析し、時間帯に応じて頻繁に利用するアプリを提示してくれる「パーソナルアシスト」機能も備えるなど、全体的に作り込まれた印象です。
「薔薇」「憂鬱」などはもちろん、「水馬(あめんぼ)」「剔抉(てっけつ、えぐったりあばいたりすること)」といった、やや難しい漢字を使いたいお年頃にも最適な、最強の文字変換「Super ATOK ULTIAS」。その実力は前モデル「ARROWS NX F-05F」のレビューを見てもらえば分かりやすいと思われます。
docomo ARROWS NX F-02G | 製品 | NTTドコモ
【超高精細WQHDスマホ「ARROWS NX F-02G」レビュー、ついに「その他」入りした富士通は失地回復なるか】を全て見る