Apple初の大画面スマホ「iPhone 6 Plus」が予想を上回る売れ行きとなり、生産ペースを上げることが明らかになりました。
◆iPhone 6 Plusが好調
台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、AppleはiPhone 6およびiPhone 6 Plusの生産比率を調整する方針であることを上位部品メーカー関係者が明かしたそうです。
これはiPhone 6 Plusの需要が当初の予想よりはるかに強いことを受けたもので、iPhone 6の生産台数を減らしてiPhone 6 Plusの増産に当てる方針。その結果、今年後半のiPhone 6生産台数は300~400万台ほど減る見通しとなっています。
なお、部品メーカーに余分な部品が無いため、iPhone 6 Plusの増産には時間がかかると関係者は指摘しており、小売業者がiPhone 6 Plusの潤沢な在庫を確保するには、しばらく待つ必要があるとのこと。
また、10月17日からiPhone 6が発売される中国ではすでに200万台が予約されていることもあり、品不足は当面続くことになるとみられます。
◆大画面化で先行するSamsungがAppleに当てつけ
「思い切った大画面化」という、今までのAppleに無い試みであったものの、思った以上に受け入れられていることが判明したiPhone 6 Plus。
発売3ヶ月で数百万台が不良在庫と化したiPhone 5cを出すくらいなら、大画面モデルにもっと早く取り組むべきだったのでは……という気がしなくもありません。
ちなみにSamsungは第4世代となる大画面スマホ「Galaxy Note Edge」のプロモーションにおいて、「GALAXYが始めると、世界がついてくる。」という明らかにiPhone 6 Plusに当てつけたキャッチコピーを展開。AppleとSamsungの殴り合いは大画面モデルでも始まっています。
GALAXY Note Edge 先行展示篇 – YouTube