かねてからV字回復をうたっていたはずが純減に転じるなど、気が付けば微妙な立ち位置となりつつあるPHS。スマホにPHSが搭載される気配もあまりなく、今後についてヤキモキしている人も少なくないはず。
そんな中、ワイモバイルの2014年冬モデル発表会でPHSの新しい使い方が提示されていました。詳細は以下から。
ストラップフォンやイエデンワ、お知らせ窓センサーなどをリリースしているABIT社が行っていた参考展示。
こちらは湿度や温度などを観測できるセンサーとPHS回線がセットになった気象台。百葉箱などへの採用を目的としています。
そして手のひらに載るマイコンボード「Arduino」向けの通信モジュール、PHSシールド。
さらにアンテナ型PHSデータ通信端末「SMA-01」。これらは基本的に機器などへの組み込みを想定しています。
東京ガスと共同でリチウム電池3本で10年以上駆動するガスメーター向け通信モジュールが開発されるなど、低消費電力を生かし、やりとりするデータが小さい機器への組み込みが進んでいるPHS。
本格的にVoLTEが普及してしまえば、PHSのメリットであった通話の音質なども携帯電話に逆転されてしまうわけですが、社会インフラとして生き残る道を模索しているようです。