先日発表されたASUSの「ZenFone 5」に代表されるように、MVNOの隆盛を受けて日本でも本格的な格安スマホが発売されつつありますが、HD液晶にエントリーモデル向けのプロセッサを備えるなど、そこまで性能が高いわけではないのが現状。
しかしそう遠くないうちに格安スマホの主戦場が「フルHD液晶を備えて1万円台」へとシフトすることが明らかになりました。詳細は以下から。
台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、中国メーカーは2015年にも1000人民元(約1万9000円)程度で販売される格安スマホにフルHD液晶を搭載する方針であるそうです。
これはフルHD液晶の低価格化が進み、HD液晶の価格優位性が薄れてきていることを受けたもので、中国メーカー各社は2014年末から新型スマホの準備を進めるとのこと。
さらに躍進著しいXiaomiもシャープに対し、2015年納品分の液晶パネル発注数を増加。LGディスプレイやジャパンディスプレイといった他の液晶メーカーに対する発注数も増加したとされています。
なお、液晶が高解像度化すれば、今まで以上に処理能力が要求されるようになるため、必然的に格安スマホに搭載されるプロセッサの性能も向上することになる見通しです。
CNY1,000 Full HD smartphones may become a wide trend in China during 2015