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Xperia Z4は高速AF・HDRイメージング対応か、新型センサー「Exmor RS IMX230」をソニーが発表

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次期スマホ「Xperia Z4」に採用されるとみられる新型CMOSイメージセンサーをソニーが開発しました。

ソニーのプレスリリースによると、同社は新たに小型化と画質、機能の向上を実現した2100万画素の積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS IMX230」を商品化したそうです。

IMX230はスマホ向けCMOSイメージセンサーとして初めて「像面位相差AF」に対応。イメージセンサーの画面に離散的に埋め込んだ専用画素から得られた情報をもとに、被写体までの距離(測距)やフォーカスを合わせるためのレンズ位置を計算できる仕様です。
測距点は最大192点まで出力できるため、動きまわる子供やペット、スポーツシーンなどの静止画・動画の撮影時でも素早く被写体を捉え、かつ追従性に優れた高速なオートフォーカスを利用できるようになります。

今年冬の2大スマホとなる「iPhone 6」と「Xperia Z3」の比較。全体的な画質ではXperia Z3に分があるものの、オートフォーカスの速度では「Focus Pixels」を採用したiPhone 6に軍配が上がっていましたが、IMX230によって画質と高速オートフォーカスを兼ね備えることとなりそうです。

また、IMX230は2種類の露出条件を設定し、それぞれの条件で得た画像情報に対し適切な信号処理を施すことで、逆光など明暗差が大きいシーンでも、ハイライトからシャドー部分まで階調豊かに再現した静止画・動画撮影を楽しめる「HDRイメージング」にも対応。
従来は「HDRムービー」として、動画撮影時にしか利用できなかった機能ですが、新たに画素の配置と信号処理を進化させることで、要望の高かった静止画撮影をカバーしたほか、4K(4096×2160)動画撮影時にも利用できます。
2012年に発表された「IMX135(左)」のHDRムービーと、「IMX230(右)」のHDRイメージングの比較。IMX135はHDRムービー撮影時、有効画素数が通常時の1/4となる320万画素になる仕様でしたが、IMX230は2100万画素で撮影できます。

なお、IMX230の量産出荷時期は2015年4月を予定。次期モデル「Xperia Z4」は2015年3月の「Mobile World Congress」で発表予定とされているため、同モデルには高い確率でIMX230が搭載されることになると思われます。
Sony Japan | ニュースリリース | 積層型CMOSイメージセンサーExmor RSを商品化

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