2016年に行われる参院選に出馬予定の人物が過去に行った爆弾発言が発掘され、炎上しています。詳細は以下から。
これは著作物を通じて反原発のメッセージを伝えるかたわら、福島などの被災地で子どもとアートを通じた交流を行っている画家・ジャーナリスト・映画監督の増山麗奈さんが2011年11月29日に投稿したツイート。「うすぎたねえプルトニウム米」などの、不穏当な内容となっています。
てめえら豚はうすぎたねえプルトニウム米でも喰ってな! RT @xincosugui: @renaart イヌならまだしもブタ扱いでしょう。
— 増山麗奈 (@renaart) 2011, 11月 29
発言が投稿された2011年といえば、東京電力福島第一原子力発電所の事故で放射性セシウムが大量に放出されたことが世間の注目を集めていた時期。
同年8月には東海テレビのローカルワイド番組「ぴーかんテレビ」が「怪しいお米 セシウムさん」などの不適切な内容を放映したことで番組自体が打ち切られ、テロップ制作者が懲戒解雇されるといった出来事がありましたが、そんな中であえて「プルトニウム米」と発言していたわけです。
なお、増山麗奈さんは2016年参議院選挙の東京選挙区の候補として、12月11日に社民党に公認された人物。公認を受けたことで4年前の発言が注目され、今ごろになって炎上する事態となっています。
自らが支援している被災地の子どもたちや、原発に肯定的でない他の人々にまで悪い影響を及ぼしかねない上記の発言。国政選挙に出馬することが決まった以上、過去の発言であったとしても、なんらかのコメントは必要ではないでしょうか。
・12月14日9:23追記
なお、読者からの指摘によると、この発言の前には、以下のような投稿が行われていました。つまり「てめえら豚はうすぎたねえプルトニウム米でも喰ってな!」というセリフは、権力者を飼い主、国民を飼い犬(豚)の関係に置き換え、権力者の側の声として発したもの……ということに。
しかしそのような意図であっても、「ウラン臭い」「うすぎたねえプルトニウム米」という言葉はお世辞にも穏当ではなく、前述のように各所に良くない影響を与えかねないことを考えると、表現者として、もう少しやりようはあったのではないかと思わざるを得ません。
今や私たちは飼い主に殺されようとしている哀れな飼い犬。
ご主人様 犬小屋が ウラン臭いです
ボケカス
黙って首輪つけていやがれ
いやだ 首輪なんていらない いい空気が吸いたい
助けてくれー
— 増山麗奈 (@renaart) 2011, 11月 29
【【追記あり】「てめえら豚はうすぎたねえプルトニウム米でも喰ってな!」、参院選候補の爆弾発言が発掘されて炎上中】を全て見る