HTCがスマホの新機種を削減することが明らかになりました。詳細は以下から。
台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、HTCのスマホおよびコネクティッドデバイス事業の代表Chang Chia-lin氏が主力スマホ「HTC U11」について、予想を上回る売れ行きであることを明かしたそうです。
なんと世界シェアトップ5社のうち3社を抱える激戦区・中国で売り上げトップ10入りを果たしたほか、日本市場においても8年前に打ち切ったソフトバンクでの販売を再開したことをChang氏は挙げています。
なお、HTCは先日行われた株主総会において、スマホ事業の転換を目指す戦略を発表。毎年発売されるモデルを3~4機種にまで削減し、リソースとR&D人員を5G関連の技術と製品の開発に振り向けるとのこと。
これにより2017年の営業費用が360億台湾ドル(2016年)から240億台湾ドルに、マーケティング費用も174億台湾ドル(2016年)から88億台湾ドルに削減される見通しで、より効率の良い経営体制となります。
インドなどの新興国市場が中国メーカーによる低価格攻勢で制圧されつつあることを考えると、同じ土俵で戦うのは困難なため、妥当とも思えるラインナップ集約。
カメラへの注力やグローバルモデルでの防水機能採用など、最新トレンドを積極的にキャッチアップしているHTCだけに、ラインナップが集約されることで今後フラッグシップモデルがどれだけ作り込まれるのかが気になるところです。