大量のアクセスを行うことでサーバーに障害を発生させる「DDoS攻撃」を1分間仕掛けた男が人生を棒に振りました。詳細は以下から。
The Daily Dot – Man who joined Anonymous DDoS attack for ’1 minute’ fined $183,000
この記事によると、アメリカ合衆国カンザス州に本社を置く世界最大級の巨大複合企業「Koch Industries」の公式サイトに対し、2011年に匿名のハッカー集団「Anonymous」がDDoS攻撃を仕掛けたそうです。
しかし攻撃元は突き止められ、ウィスコンシン州在住のEric J. Rosol(38歳)が人気のDDoS攻撃ツールを1分間にわたって使用した容疑で訴えられ、2年の執行猶予と18万3000ドル(約1900万円)の罰金を科せられたとのこと。
被害を受けたサイトは攻撃によって15分間ダウンしただけであるため、厳しいと思われなくもない今回の判決ですが、同様のケースは他でも発生しており、Anonymousのメンバー、Jeremy Hammond(28歳)は「影のCIA」と称されることもある民間情報機関「STRATFOR」をハッキングしたとして懲役10年が決定。
活動家たちはハッキングに関する判決が犯罪に不釣り合いであることを主張し、改革を求めていますが、今もなおオンライン犯罪を訴追するために厳しい判決が下されているのが現状です。
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