国内初の登場となる曲面タイプのスマートフォン「G Flex LGL23」がKDDIの2014年春モデルとして発表されたため、さっそくレビューをお届けします。
「大きくそりかえって」という謎の言葉が脳裏をよぎるカーブっぷりの同モデルですが、本当に使えるのでしょうか。また、本体にキズを事故修復する機能が備わっています。詳細は以下から。
これが「G Flex LGL23」本体。発色素子の大きさが色によって異なる「ペンタイル型」ではなく、短冊状に並ぶ「ストライプ型」採用の約6.0インチHD(1280×720)プラスチック有機ELによって、有機EL独特の青みがかった色合いを克服。LG端末といえばIPS液晶の質の良さが持ち味ですが、それに迫る表示性能を実現しています。
普段使いの浅い擦り傷であれば自然に回復する「スクラッチリカバリ背面カバー」を採用。
金属のハケでひたすら背面を削っても、数分すればキズは修復される……というデモ動画が流れていました。
背面に自己修復機能を備えた「G Flex LGL23」 – YouTube
実際に触ってみたところ。最新プロセッサによってレスポンスは快適です。
曲面スマホ「G Flex LGL23」を触ってみた – YouTube
電源ボタンなどのインターフェースは「LG G2」とほぼ同じ。
なお、圧力をかければある程度本体をまっすぐにすることも可能ですが、40kg程度までしか耐えられないため、あくまでサポート外の使い方です。
縦利用だけでなく、横利用時が非常に使いやすいのが特徴。電車の中で周囲を気にする必要が少しだけ減ります。
24bit/192KHzのハイレゾ音源の再生に対応しています。
発表会場では有機ELユニットを取り出したものが展示されていました。
自分で曲げてみたところ。曲げても表示できる有機ELディスプレイを搭載しているのがG Flexの目玉であるとはいえ、なんだか不思議な感覚です。
本体のタッチパネル部分を使って操作してみたところ。曲がっていても表示に問題はありません。
「G Flex LGL23」の有機ELを曲げて遊んでみた – YouTube
もちろんバッテリーもわずかにカーブした形状に。
建物の中などでなく、見通しのいいところでなら内蔵アンテナを利用したフルセグ視聴も可能。
「6.0インチはさすがにスーツのポケットに収まらないのでは……?」と不安になる人も、この写真を見れば安心できるかもしれません。
・G Flex LGL23
ディスプレイ:約6.0インチHD(1280×720)プラスチック有機EL
前面カメラ:240万画素
背面カメラ:1320万画素
プロセッサ:Snapdragon 800「MSM8974」(2.3GHz、クアッドコア)
RAM:2GB
ROM:32GB
外部メモリー:非対応
バッテリー:3500mAh
防水・防塵:無し
Wi-Fi:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
本体サイズ:約82×161×8.8mm、重さ約178グラム
カラーバリエーション:ブラック
Bluetooth:4.0
プラットフォーム:Android 4.2
その他:フルセグ、おサイフケータイ、赤外線リモコン
発売予定:2014年1月下旬以降
(関連リンク、拡大画像を参照できるオリジナルの記事はこちらです)