次期iPhone「iPhone 6」に対し、Appleが並々ならぬ自信を持っていることが明らかになりました。
Foxconn to land 90 million iPhone 6 orders, says paper
Citigroup Global Marketsのアナリスト・Wei Chen氏の分析を工商時報紙が報じたところによると、Appleは2014年にFoxconnに対し、9000万台のiPhone 6を発注することが期待されています。
これは前年13%だったAppleのスマートフォン出荷台数成長率を大きく上回る、23%成長につながる規模で、Appleの自信を裏付けるものとなります。
なお、強気の発注を行うとされるAppleと対照的に、世界のスマートフォン売上高の成長率は2013年の40%を下回る28%に鈍化する見込み。
成長率の鈍化はスマートフォンが普及したことに伴うものですが、メーカー各社が新興国向けの廉価モデルでの収益化にシフトする中、高価格帯とみられるiPhone 6がどれだけ売れるのかは気になるところ。さらにAppleはiPhone 5cで廉価版の投入に失敗しています。
なお、iPhone 6に関しては「本体前面に従来よりもさらにキズに強く、耐久性が高いサファイアガラスを採用する」「本体左右の額縁が無くなり、本体サイズそのままで大画面化される」といった事前報道が確認済み。
これらの新機能は販売台数増に貢献するとみられる一方で、製造コストの上昇が懸念されますが、9000万台という圧倒的な数を発注することでコストを引き下げ、収益率の低下や本体値上げを防ぐ狙いもあるのでしょうか。