先ほどGoogleが正式発表した新型Nexus 7を性能面から解説してみます。
コストパフォーマンスの高さが際立っていた初代ですが、はたして新型はどれほど「買い」なのでしょうか。
120万画素フロントカメラに加えて、背面に新たに500万画素カメラを搭載。
7インチのディスプレイはそのままに2.75mm幅が細くなり、1.8mmの薄型化に成功。さらに50グラム軽量化されています。
気になる性能面をざっと書き出すとこんな感じ。
ディスプレイ:7インチWUXGA(1920×1200)液晶
プロセッサ:Snapdragon S4(1.5GHz、クアッドコア)
RAM:2GB
カメラ:前面が120万画素、背面が500万画素
事前情報通り、プロセッサがNVIDIAの「Tegra」からクアルコムの「Snapdragon」へと変更されましたが、「HTC J One」や「AQUOS Phone ZETA」など、携帯電話各社の2013年夏モデルに相次いで採用された最新の「Snapdragon 600(1.7GHz)」ではなく、1世代前の「Snapdragon S4(1.5GHz)」採用に。これは4月に発売されたソニーの「Xperia Tablet Z」と同じものです。
しかしながら高音質なサラウンドを生成できる「Fraunhofer」の技術を用いたステレオスピーカーを備えたほか、2.4GHzと5GHzの両方の周波数を同時に使ってデータを送信できる「デュアルバンドWi-Fi」にも対応。さらにHDMI出力、Bluetooh 4.0、NFC、ワイヤレス充電などを備えることで、初代よりも使い勝手に影響する部分が強化されています。
初代と新型Nexus 7の性能を比較するとこんな感じ。処理能力に至ってはCPUが1.8倍、GPUが4倍に向上。
なお、新型Nexus 7のアメリカでの販売価格(16GBモデル)は229ドルで、昨年同国で初代が発売された時の価格(249ドル、3ヶ月後に199ドルに値下がり)よりも安価となりますが、円安傾向であるため、日本市場での価格は初代を上回る2万円超えとなる可能性も。
しかし前述のXperia Tablet Zが4万円台後半で販売されている現状などを考えれば、仮に若干の値上がりがあったとしても新型Nexus 7の価格競争力は依然として強く、購入対象として十分視野に入るのではないでしょうか。
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